お香のかほり

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ベトナム雑感

あらら、線路を一旦停止なしでスルーf0222378_1139513.jpg
電車が1日に1本か2本の通過だから止まる必要ない
はあ~
交通事故や違反を犯した場合は警察官にワイロで済ます
罰則金よりワイロが安いから、、
警察官はお金もちが多い
はあ~
いずこの国も同じだが貧富格差が大きい
豪邸でも夜は戸を閉めず開放して床へ直に休む、冷たいから
泥棒や蚊はいない、、f0222378_1140419.jpg
はあ~
結婚式と葬式は大安に行う、大安の翌日に逝去すると
次の大安までご遺体を安置
はあ~
今なお土葬
お墓の形式も西洋式 東洋式が混ざり色彩が施され華やか
兵役制度あり
日本の資金を投入してできた6280Mのトンネル
入口にベトナムと日本の国旗を大きく刻まれる 友好の証し
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各地を巡ったが戦禍を引きずりながらも人々の日常は混とんとしつつも
たくましく生きている 物乞いは1人も出会わなかった
田んぼは水牛が耕す
豊かな緑と一面に咲き競う睡蓮の色彩のに魅入る
フランスの植民地の面影を濃く残す東洋のプチ.パリ
街の賑わいと底しれぬエネルギーが体を包む
言いようのない興奮が湧きここがベトナムだと実感する




  
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# by okounokahori | 2017-06-14 07:11 | 旅行 | Comments(0)

世界遺産 カイディン帝廟

 フランス植民地時代からカイ.ディン帝の死後6年経ちf0222378_17191672.jpg
11年の歳月を費やして造られた廟
タージ.マハ-ル廟も秦の始皇帝廟もそうだ
ウズベキスタン王の廟も同じ
頂点に立っtz者の廟は権力の大きさに比して大きく
なければならない
フエの町で異彩を放つ世界遺産カイディン廟は随所に
フランスの影響を受け教会を思わせる西洋風建築で
廟内には壮麗なモザイクが施されている
各国から陶器やガラスを集め造られたモザイクの中にはf0222378_17223699.jpg
日本のビール瓶の破片も混じっている
宝玉ではないところが面白い 廟内に等身大の像が立ち
その下に遺体が安置されている
盗掘を予想して副葬品は初めから入れない

穏やかでゆるりとした空気が流れるベトナム最後の王朝都市フエ
静寂に拍車をかけるかのように苔むした建物の石が、いにしえへと誘う
小径には夏草が生え古びた家並みと暮す人々の
息遣いを感じ、あわただしい旅ではなくゆったり時間をかけて
歩きたい所である そうする事により皇帝たちの死生観やf0222378_1724124.jpg
宗教が反映されるかも知れない
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# by okounokahori | 2017-06-12 16:52 | 旅行 | Comments(0)

世界遺産 ミーソン遺跡

ベトナム最後の王都グエン朝はフランスの植民地化f0222378_10414355.jpg
に翻弄されつつ13代続く
いにしえの女神が祀られる丘の上に立つ塔は
いずれも太陽の昇る東を向いている
赤レンガを積み上げ 祈る女性の姿が刻まれた外壁の
装飾は見事だ  アンコールワット遺跡を彷彿させる
水 山、緑豊かな自然の景観の中でかつて栄華を誇った
チャンパ王国の聖地は世界遺産に登録されているが
ベトナム戦争でアメリカ軍の爆撃で破壊され大きな
爆弾の穴が残りその悲惨さを伺い知れる
周囲の峰々に護られて建ち その権威を誇っていたであろう
祈りの神殿が草木に埋もれている
時に人は愚劣になる しかし甦ることのない遺跡の破壊の跡に
佇むと やるせなさがこみ上げる
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# by okounokahori | 2017-06-11 08:23 | 旅行 | Comments(0)

気温38度

ベトナム、3番目の大都市ダナンの滑走路へすべらかに機は降り立つf0222378_7301491.jpg
3年前に直行便が就航し それに合わせて空港や道路が新設され
周囲は南国の花で埋まり、かぐわしい香りが漂う異国情緒が心地よい
いい気分はここまで
翌日から気温38度、乾期で雲1つなく風のそよぎもなく
汗みどろで歩いて巡る
ダナンから30Km離れた世界遺産旧市街を持つ
ホイアンへ連泊f0222378_7311271.jpg
ホテルは5つ星、建物の周囲は花園
珍しいフルーツが樹にぶら下がる
16世紀には朱印船で日本の貿易商人がこの地を
訪れ、最盛期には1000人以上の日本人が住み
日本人町が形成されるが江戸幕府がとった鎖国政策で衰退
日本橋や郊外の日本墓地がその歴史を伝える
その後移り住んだ華僑の人々が形成した街並みが残る
素朴なもの深いものに、このうえなく心をうごかされる素養
を持つ日本人には、やんわりとした安らぎを与えてくれる町である
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# by okounokahori | 2017-06-10 11:29 | 旅行 | Comments(0)

若い力

運動会へ行くf0222378_11454936.jpg
駅を降り立つと東京タワーのそびえが目に入る
校門で許可証を受け首にかける
狭い運動場からは森ビル アパホテルのビル群が視界を遮る
小学生たちは可愛さと幼さと成熟の兆しを織り交ぜ
駆ける 跳ねる 踊る
若さが弾ける
得点する度に飛び跳ね歓声をあげ 手を振り回し全身で喜びを表現する
こんな眺めはこちらも活気をもらう
サンシャワーを浴び若木は伸びる 健やかに伸びる
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人生は思いがけないことの連続がきっとある
その1つずつのハードルを越えて
力強く 優しい心を失くさず生きて欲しい

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# by okounokahori | 2017-05-28 10:50 | その他 | Comments(0)

春日部の貴婦人

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散歩道の途上に私がひそかに「春日部の貴婦人」と名付け
慈しみ眺める樹が立つ
打ち捨てられた荒れ地に寂しげに、凛として天を突くその姿に
誇り高き貴婦人のような気高さを感じる

奥日光の静かな湿原の中 1本のシラカンバが
ひっそりと佇む
見る人を魅了するその樹を敬意を込めて
「小田代ガ原の貴婦人」と呼ぶのは広く周知だが
この地のこの樹も借景を持たない分 素朴で親しみを
感じさせる力を放つ
私の散歩はこの樹に会いに行くのが目的でもある

風ふきすさぶ中で大きく幹ををかしげ
強烈な陽の下 緑したたり幹に陰をつくり暑さから護る
清らかな月光がこの樹に射しかける光はさぞ美しいだろう
風景の中で捕えた生命あるものみないとおしい
  
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# by okounokahori | 2017-05-25 16:00 | 季節 | Comments(0)

ある1つの終焉

ゆく川の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず、、、
長年築いてきた友情はむなしく色あせ衰えてしまった
双方が年を重ねたように、
世間のもろもろの雑事に心を砕いている間に
感情が冷めてしまった
長年の間に培った思い出は山のごとくあったが
しかし1度冷めるとその山はがらがらと音を立て崩れた
人の心は移ろう、、世の常
   過去は宝物になる、、、過ぎ去るのではなく蓄積されるもの
とは誰かの言葉
そうか、過去を捨てず慈しめばいいのか
今は達観しきれないが前を向いて我が道を歩む
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# by okounokahori | 2017-05-24 15:19 | その他 | Comments(0)

ここは?

この地を散策していると日本を離れイギリスの古典街を散策している錯覚を覚える
兵庫県小野市から高速バスで1時間余り
6910Mの長い新神戸トンネルを抜けるとすぐの立地に
異空間が広がる ここは北野異人館街
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明治から大正にかけて外国人設計士が建てた洋風建築が建ち並ぶ
元は北野天満宮を祀る農村であったが開港後の明治になり来日外国人の居留地となり
次々に洋館が建てられ修復を重ね今に至る
ほとんどがイギリスの古典主義様式を簡略化した建物でコロニアルスタイルを持つ
瀟洒な建物群の中で1際異彩を放つのが1棟の介護付き有料老人ホームである
年金生活者には縁のない日常がここにある
今にもロングドレスに大きな帽子をかぶった麗しいレディが表れそうな気配が、、
しかし現実は外国人旅行者でとてもかまびすしい
カフェに立ち寄り 早々と後にする

かつては農村であり 今は観光名所になり洋館が建つ
天満宮の敷地は削られ空地も民家も姿を消している
草の匂いがない 土の色もない 吹く風さえ違った色になる
時ははるかに流れる


  
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# by okounokahori | 2017-05-23 09:13 | 旅行 | Comments(0)

国宝 浄土寺

兵庫県小野市に古刹浄土寺があるf0222378_902613.jpg
お堂も中に納まる阿弥陀三尊も国宝
これまでに多くの国宝を目のあたりにしてきたが
浄土寺はまさに国宝中の国宝だと確信する
しかし交通の便が悪く訪れる人もまばら
それゆえに静寂が支配する空間での鑑賞は
心ゆくまで眺めていられる
午後西日が蔀戸から差しかける光線の具合によりf0222378_911091.jpg
お堂や阿弥陀様に生じる変化に目を止め
床に坐し時を人を気にせず静けさと共に
お寺のお人と語らいながらお堂で時間を費やす
こんな時こそ生きていてよかったと思えるひと時である

まばらに訪れる人達はお堂に足を踏み入れるや床に坐すf0222378_10304988.jpg
立っての鑑賞ではなくおのずと座らせる、、、威圧ではないがそんな雰囲気を与える
阿弥陀三尊はとにかく大きい
阿弥陀様が5,30M 左右の観音、勢至の二像も3,70M 
そびえる高さがある
足元の雲座とその下の3Mほどの台座を貫く心柱が
仏から地表の石の台座へとつながり耐震効果となる

3時ごろから西日が差し込み始めると
その光が床に当たり反射して雲座を照らす
まさに西方浄土から迎えに来る「御来迎」の姿そのものであり
美しさと荘厳で胸が篤くなるf0222378_10335741.jpg

流れる衣紋や長い爪 全身が黄金に輝く
日頃の鬱屈した思いは消え去り無垢な自分に
立ち返りそうな気がする
星移り月かわり歴史は移っても麗しい仏様は変わらない 
   
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# by okounokahori | 2017-05-17 08:51 | 旅行 | Comments(0)

小満、、、夏の始まり

小満、、、人々を歓喜させた桜が去り
それに代わってツバキ 菖蒲 ツツジ 藤 バラが咲き
1本1草すべてに命が満ちて来る頃
爽やかな大気をはらんだ風がみどりを運び
一方では走り梅雨が始まる
どちらも命を育む自然からの大切な贈り物
釣り人が待ちかねている鮎の解禁も近い
我が家の鈴虫の孵化もまじか
散歩の度に新たな季節を見つけ嬉しくなる
季節の変化はありがたい
人の心は時に立ち留まり悩みに陥る
季節は立ち留まらない
悩む私の背中を押してくれる
わたる風はさまざまな歴史を見つめ
さまざまな家庭の事情も見つめて吹きわたる
年を重ね自然のこまやかさに目が向くようになった
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# by okounokahori | 2017-05-09 09:56 | 季節 | Comments(0)

みどり

1日の大半を過ごす部屋から
屹立する巨大な2本のけやきが競うように
天を突く姿が見える
葉を落とし枝枝が直線のシルエットとなり
夕闇に浮かぶ姿は影絵を思わせる
季節が移ろい陽光に輝きが増すにつれ芽を吹き
その色の変化に目を留めるのが楽しみである
顔を出したばかりの緑でも白でもない白緑色から
若菜色 若草色 萌黄色へと変化し今や浅緑となる
若い緑に陽が射す面はキラキラと輝き 風に枝を大きく振る
躍動美にしばし見入る
1本1草のすべてが生命力に満ちようとしている
精神の高揚を道ずれに
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# by okounokahori | 2017-05-04 16:38 | 季節 | Comments(0)

G SiX

銀座松坂屋の跡地にエリア最大級の商業施設を備えたf0222378_9503294.jpg
大型複合施設GINZA SIXがオープン
脱百貨店を掲げ華々しくデビューした
地上13階地下3階の施設で延べ面積4万7000平方メートル
オフィスや商業施設さらに能楽堂も備え日本文化の発信地にも
なろうとしている
先ず屋上へ向かう
わあ~あふれるみどり
みどりの上を吹き抜ける風が爽やか
ベンチが何か所にも置かれそこで写生をする人f0222378_9265724.jpg
幼子に本を見せている親子
休む高齢者の顔が穏やか
ここはビル群のはざまのオアシス



    
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# by okounokahori | 2017-05-02 09:43 | その他 | Comments(0)

甦った豪華絢爛

世界遺産「二条城」の東大手門が修復なり特別公開されているがf0222378_13384119.jpg
海外からの観光客であふれている
洋の東西を問わず心を動かすものは共通する
鑑賞するが国宝や重要文化財が次々に現れ歩みが遅々とする
豪華絢爛ばかりではなくここには うねる歴史がある 慶応3年15代将軍慶喜が朝廷に政権を返上
この「大政奉還」により264年の長きにわたり続いた徳川幕府が幕を閉じた
150年前に日本の転換となった歴史の舞台でもあった
壮麗な桃山様式がめくるめく広がる
障壁画や格天井 木戸や襖の引き戸は彫金の三つ葉葵 部屋廊下毎に天井画が変わり
惜しげなく金の砂子を用い見ているときらめきにまばたきも忘れる
天井の辻金物の精巧な細工には先人の匠の技が冴える
建坪1千坪 畳の総数800枚 廊下総長45メートル
徳川将軍家の威光を余すところなく伝える
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          二の丸庭園 石橋にコウノトリが1羽、物思いに立つ
          本丸庭園の桜は こぼれんばかりに誇りお堀に映え
          あふれる光が栄華と共に満ち
          多くの観光客を嬉々とさせ 今なお徳川の
          威光は輝く







   

 
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# by okounokahori | 2017-04-23 12:00 | 美術 | Comments(0)

穀雨

自然のうつろいを美しいと感じる日本人の心
桜咲き 桜舞い
    「花開けば 万人集まり
       花盡くれば 一人なし」
この年もいくつかの思い出を残し桜は去った
散り際の潔さに人は惹かれる

穀雨が近い 多くの穀物を潤す春の雨
連日降り続く小雨は冷え冷えと肌を震わす
「秋霖」とも「菜種梅雨」とも呼ばれ
百の穀物を潤し 植物の芽を出させる恵みの雨である
道行けば タンポポ れんぎょう ヤマブキ 雪柳 わすれなぐさ
に目を奪われしばし足が止まる
散歩の度に新たな春が見つかり気持ちが躍る
我が家の庭では枝に刺したリンゴを
灰色の鳥が目をきらきらさせ尾羽を上下させ果敢についばむ
そんな姿が愛らしい

  この世には よきことあふれ さちなるかな 王者のごとく
この歌のような国々であれば人みな幸いなのに、、、
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# by okounokahori | 2017-04-20 19:19 | 季節 | Comments(0)

珍しい三柱鳥居

f0222378_1612436.jpg全国に4か所とも5か所とも言われる珍しい三柱(みはしら)鳥居の
不思議な容姿に魅せられその謎を追う学者がいる
学者が追跡していくと全国に九基(現存8基)見つかっている
が由緒ある正しい三柱鳥居は京都太秦の木島社(蚕の社)が原型で
他はのちに模倣され建立されたようである
長い歴史の中で「京都蚕の社」 「墨田区三囲神社」 「岐阜県大和町」 「長崎県和多都美神社」
「奈良県大神神社」の五基の説で定着していたところ後に神聖地をお祀りする
地元人の熱意で建立されたのが他に三基あり、そのうちの一基 岐阜県洞戸の山頂の
木製三柱鳥居は中部電力の送電線が鳥居の上空を横切って建設されf0222378_20382126.jpg
三柱鳥居の神域が汚され本来の聖地ではなくなったと言うことで
撤去されその地に埋められた
ところが近年になり
京都南禅寺の非公開庭園「大寧軒」にあることがわかり研究家たちを興奮させた
ここは茶道家が作庭し茶人ならではの趣向が凝らされいたる所に大胆な技
巧が見られる
池の中に立ち 池の形は琵琶湖を模し水は琵琶湖疏水から導かれ 鳥居の中心は琵琶湖竹生島を模している  非公開であり今もひっそりと聖域を護る

上が大寧軒   下が蚕の社

時が止まった静寂を伴に今後も幾歳月建ち続け
その上をまろまろと昇る月光を浴び鳥居自身の心が何かを呟いているかもしれない 
情感を掻き立てられる風景である


  
   
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# by okounokahori | 2017-04-19 15:35 | その他 | Comments(0)

千鳥ヶ淵

国民的桜名所の筆頭は やはり千鳥ヶ淵f0222378_917696.jpg
皇居西側の千鳥ヶ淵に沿う全長700Mの遊歩道で
戦没者墓苑から靖国通りまでの間に体並ぶ約260本の桜の木々は お気に入りの桃色衣裳をまとって集い 年に1度の逢瀬に歓喜しているようだ
歩く人たちは花のトンネルをくぐり満悦の笑み
海外旅行者の若い女性達がレンタル着物で嬉々としているf0222378_1637682.jpg
海外からの人達が日本文化に接している姿は喜ばしい
皇居の石垣に映えて着物姿が美しく
桜が重なり雲も重なる かくも麗しこの春

   
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# by okounokahori | 2017-04-14 09:09 | 季節 | Comments(0)

詩吟

尊敬して止まないお方のお供で詩吟の会へ行く
出演者は黒紋付き袴に色留袖
日本人が最も威厳と優美さを与える正装に
改めて日本人であることの誇りを感じる
老いても高く朗朗と冴え響く声
広い会場に轟き消えゆく
「夜桜」 「月夜に梅花を見る」 「山中の月」「田子の浦う、、」
「吉野懐古」「風橋夜泊」などなど
少し論語を学んでいる故か 内容がスッーと頭に馴染む

道元の「花筏」
  諸行無常と 流れる川に
  諸法を 無我と 棹さして
  涅槃寂静の 花と流れる
  花とともに流れて行こう
哀れさと諦観としたたかさとを 聴く者に残してこのうたは終わる
余韻も残して、、、、

スーツに着かえて「海行かば」がうたわれたf0222378_15545131.jpg
戦没者追悼の念がこもり
会場は静けさだけが支配する
この歌は「大伴家持」作で万葉集に編纂される

明け行く空の下 
不帰となった多くの生命の痛みを交差させ 胸に浸み込む
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# by okounokahori | 2017-04-11 15:18 | その他 | Comments(0)

毛利庭園

六本木にある史跡庭園で長州藩だった毛利綱元のf0222378_11581086.jpg
麻布上屋敷の跡地に本格的な回遊式庭園に滝 
渓流 四季の花木を配した日本庭園がある
池には宇宙飛行士毛利衛氏が
スペースシャトルに搭乗した折に持参したメダカが生息する
数本の桜が今を盛りと咲き誇るが かつてこの毛利屋敷に赤穂浪士10名が預けられ この地で果てた終焉の地でもある
周囲に斬新な高層ビルが立ち並ぶ中心の空間で都会の喧騒を忘れ
ゆったりと散策できるオアシスでもある
すぐ傍らでは「六本木さくら坂」の桜が妖艶に微笑むf0222378_11591275.jpg
ワイン試飲券を配られ日本では非販売のワイン3種の
試飲をして頬がポッと染まる
さくらより頬のほうが濃いかな
桜や紅葉のような自然の移ろいは何年
繰り返し見ても飽きることはない

花天月地、、、春の花時の月夜の景、、、がふと浮かぶ
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# by okounokahori | 2017-04-11 11:49 | 季節 | Comments(0)

甘茶

f0222378_8281420.jpg4月8日 お釈迦様の生誕日
人形町の大観音寺へ花祭りに詣でる
この日はご本尊特別開扉
比叡山千日回峰行者が使った草鞋が吊るしてある その先に屋根付き台座にお釈迦様が天上唯我独尊のお姿で鎮座する
お釈迦様が生誕された時 九匹の龍が表れ
「甘露の雨を降り注いだ」の言い伝えから
いまだにこの日はお釈迦様に甘茶を頭から注ぐf0222378_831584.jpg
お願いを済ませ石段を降りると
人形町商店街のおかみさん達のお接待
道路脇の床机に腰掛け甘茶と和菓子のお振舞を頂く
数十年ぶりにいただく甘茶の美味しいこと
柔らかでほのかな甘みがのどを下っていく
はんなり幸せを感じる
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# by okounokahori | 2017-04-10 08:08 | 季節 | Comments(0)

桜のすだれ

西行法師が奥州へ向かう途上栃木の法輪寺でf0222378_16303640.jpg
盛りを過ぎたシダレサクラを見て詠んだ

   盛りには などか若葉は 今とても
    心ひかるる 糸桜かな
  (若葉が美しい季節を迎えたけれど
    私が心をひかれるのは糸桜なのだ)
があるf0222378_16312250.jpg
イトサクラまたはシダレサクラ ここ岩槻区太田 浄源寺の
シダレサクラはソメイヨシノより色が濃く
一本の細い枝にびっしりと身を寄せて花開き裾を地へつき風にゆらゆら身を揺する様は
まさに桃色のすだれ
樹の中心に立ち桃色のすだれに囲まれ気を思いっきり吸うf0222378_9384226.jpg
   今日の私は桜の精になる
   


   
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# by okounokahori | 2017-04-05 16:14 | 季節 | Comments(0)

西行と桜

幻のように淡く はかない色があたりに広がる桜の名所へ来て
世阿弥作の西行桜を思い起こすf0222378_8505784.jpg

西行の寝所に老桜の精が現れ静かに舞い
春の夜のひとときを惜しむと夜明けと共に消えてしまう

初花を急いで咲く糸桜
千本通りは花の雲の道
散り敷いだ花は雪なのかf0222378_853148.jpg
滝の波にも花が散り浮かんで、、、、と謡い舞う

次第に花の陰から夜が明け始める
西行はもう少し待ちください 夜はまだ深いのです
白々としているのは夜明けではなく花の陰ですよ
と止めるうちに夜桜の花の下での夢が消える、、、

世阿弥のうたや舞いは美しく哀しくはかない
時は移ろうても世阿弥のうたや舞いは人の心を平らに安らかにさせる
今日私は桜に酔っているかな


 
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# by okounokahori | 2017-04-04 08:45 | 季節 | Comments(0)

永青美術館

遠き武蔵野の面影を留める目白台の一画にf0222378_9201626.jpg
江戸時代から戦後にかけて所在した広大な細川家の
屋敷跡の一隅にある永青美術館
閑静で訪れる人もまばら
この高台を吹き抜ける一陣の風が心地よい
細川家に伝来する歴史資料や美術品の貴重な文化財を管理し一般に公開している

今回の展示は「熊本城...加藤清正と細川家」f0222378_1121698.jpg
かつての絵図では難攻不落,頑健で勇壮な城であったが
熊本地震で壊滅的ダメーシを受け
瀕死にあえいでいる

展示で目を奪われたのはお嫁入り道具の「長持ち」
が幾棹も並んで展示され
お輿入れ時の家紋を大きくつけ実家の権威を誇ったのだろうか
黒漆塗り 朱塗り 白木 さまざまである
中でも細川家の九曜紋、、、古代インドの占いで用いた九つの星
を表し古来から日本では天地四方を守護すると信じられ
曼荼羅や厄除けの文様として描かれている

熊本から江戸への往来に用いた船の華麗豪華さに
これが船内部なのかと驚く
畳張りで格天井には花々の絵が緻密に散らばり
隅々に金細工を施す
襖や床の間の調度品の見事さには見る者を圧倒せんばかりの
威厳に満ちる

宮本武蔵が客人として招かれ
武蔵が描いた絵や書が残されている
剣豪の意外な一面を知る

外へ出れば椿が枝をゆすり
石灯篭が微笑んでいる
サロンでお茶とお菓子を頂き和むひと時を得る 

   
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# by okounokahori | 2017-03-19 09:02 | 美術 | Comments(0)

好きな場所

都会の喧騒から1歩踏み入れるや動から静へと切り替わる
長いひさしが陽をさえぎるアプローチの長さが絶妙で
右側が竹の植栽 左に竹の幹を建物の壁に埋め込んだ
和の空間が訪れる者を優しく迎える
この雰囲気がたまらなく好きで催しが変わる度に訪れる  
ここは表参道の広大な敷地に日本庭園を擁する根津美術館
季節の移ろいが凝縮されて佇む異空間

今回目を奪われたのは再会した「梵天像」と「帝釈天像」の二体の像
この二つの像はかつては奈良興福寺金堂で
本尊の薬師如来像のそばにいたという
明治期の廃仏毀釈で荒廃した寺から離れ
火災にも遭い損傷を受けた仏像の一体「帝釈天」は古美術商を経て
根津美術館へ渡った
他の「梵天」は興福寺で損傷を受けつつ守られ
今回二体は112年ぶりに再会がかなった
両像は鎌倉時代の仏師定慶作により技の極致がみなぎる
彩色が残る衣は風をはらみ膨らんでいる
水晶の瞳は その表情が厳しい
ペアの像は二つで一つ 一具であってこそ意味がある
狛犬と同じ
吸い込まれるように眺めていると再会したふたりが ほっとした表情を浮かべているように思えてくる
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# by okounokahori | 2017-03-10 09:12 | 美術 | Comments(0)

静嘉堂文庫美術館

三菱財閥3代目と4代目の美術収集品 f0222378_1243397.jpg
~~名刀でわかる・名刀で知る~~
が拝観できる「静嘉堂文庫美術館」
国宝級の逸品に魅せられる

ここは二子玉川駅からバス10分の立地
こんもり茂った森の手前に紅葉橋が架かり小さな川が
清冽な流れを見せる
小高い山上にあり遠方に富士山 眼下に梅園が広がり 
世田谷10選の景観がいやしてくれる

武士の魂”日本刀”は千年の歴史の中で武器として、美術品として
尊重されてきた
太刀と刀の違い 
新刀と古刀の時代の分岐
刃文 反り 鍛え肌 などの内容を教えてくれる

元のさやに納まる
あの人とはそりが合わない
など刀からの出自は今も使われる

信長拝領の朱鞘の太刀
秀吉形見の蒔絵鞘の刀
前田家伝来の短刀
まばゆくもあやしくも輝きを放つ
凝視すると吸い込まれそうな魅力を放つ

静寂が支配する中での鑑賞 至福の時を過ごす
 

   
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# by okounokahori | 2017-02-04 14:01 | 美術 | Comments(0)

漢語や外来語とは違った「大和言葉」がこの日本にはある
知的で品性高く、発した後で優雅な余韻を残す言葉が
次第に忘れ去られようとしている
その中の1つの例として「恋」がある
万葉集の時代から先人は大和言葉で恋をうたってきた

「恋」の本当の意味は「恋う」こと
遠くにあるもの、手に入っていないものに
近づきたい、得たい、と願うこと、、、だそうで
獲得の満足感ではない

私は恋の言葉に戸惑いとときめきを感じ
揺れて逃げたくなります
「恋」の言葉を調べると美しい大和言葉がたくさんあり驚かされる
   「心を寄せる人」
   「馴れ初め」、、、別の道を歩いていた2つの心が寄り始めること
   「思い初める」、、、1目惚れとは違い恋心を持ち始める
   「憎からず思う」、、、恥じらいがあり惹かれている気持ち
   「相思い」
   「片恋」
   「片恋づま」、、、片恋からきた言葉で、もうこの世にいない配偶者を思い続けている人
思い焦がれて「焦がれ泣き」
恋衣、、デートより奥ゆかしい逢瀬
「したもい」、、、心に秘めている思いのこと
まだまだある
大和言葉は美しい
若い人たちに使って欲しい大和言葉
きっと相手に今よりも優しくなれると思う
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# by okounokahori | 2017-01-30 13:46 | 癒し | Comments(0)

春日大社 「千年の至宝」展

新春 上野に春日詣f0222378_15174579.jpg
開催されたばかりで人がまばらで至宝の前でゆったり観賞する

国宝「金地螺鈿太刀」復元の模様をTVドキュメンタリーで放映
され予備知識を持ち合わせ興味津々で太刀の前に立つ
匠の技を極めた苦労の実情が予想を超えて胸に響き
感嘆の思いが満たすf0222378_15182674.jpg
黄金と螺鈿と彫金が緻密に刻まれこの上なく華麗に輝く
鞘と刀身を別の匠がそれぞれ2年の歳月を要し
渾身をこめ完成させ
刀身を鞘へゆるりとおさめる瞬間の匠は呼吸も忘れ
凝視する
コトリとかそけな音を1つ立てておさまるや匠の緊張は解け
安堵と喜びが満面に出る
こんな番組を見ていただけに現代の匠の技と、先人の技に感服する

春日灯篭に灯がともる様は夢か真か
地表をふわりと浮いている感がする
いにしえ人はここからお浄土へと続くと思ったに違いない
   
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# by okounokahori | 2017-01-18 16:16 | 美術 | Comments(0)

成人式

市の成人式が開催された
約1800人の新成人を迎え会場は若い熱気に満ちる
f0222378_11534597.jpg今年もサポーターとして参加
着飾った華麗な集団は緊張と喜びで上気した顔が弾ける
恒例となった1つの中学校の伝統行事が楽しみで待たれる
それは先輩が白のリムジンに酒樽を積み後輩を乗せて轟音を響かせ会場前に乗りつける
降り立つのは全員が真紅の長羽織と綾織柄の紋付き袴
刷り込みを入れ草履を引きずって歩く
目立つ いきがっているが何処か可愛いf0222378_13373114.jpg
かっこいいね、、、と声をかけると、、ソウッスカ、、、、にこにこ
ご両親は何て?、、、1度の事だから派手にしたらと、、、、にこにこ
そうかご両親とは隔世の違いがあるのだ
方々でキャッーと歓声を挙げ中学以来の友人と抱き合っている
そんな中で一際目を惹くのがジーンズにセーター姿で
赤子を抱いている新成人が数人いた事だ
その一人に「宝物ね大事にして」、、と話す
微笑んで「はい」と答える、、、私は嬉しさがこみ上げる
豪華な衣裳に身を包むばかりが成人式ではない
慈しむように赤子を抱く姿で参列する姿が最高の成人式に見えた
あの親子に幸いあれとエールを送る意味で
今夜は家で乾杯しよう!
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# by okounokahori | 2017-01-09 10:30 | 季節 | Comments(0)

除夜の鐘

寒月の中 寺から鐘の音が響き始めると
あ~あ今年も終わりだ~と感じこの1年の来し方が
頭を去来する
除夜の夜半に鐘を撞く習慣は日本だけだそうである
人間の煩悩の数108を撞く説や四苦八苦(4×9)+(8×9)で108とする
説があるがどちらも定かではない
しかし除夜の鐘は苦しみを絶ち心を浄化させ
新たな気分で新たな年を迎える厳粛な儀式と言えよう
戦時中に供出させられ鐘が激減したこともあり
鐘の音は平和の響きでもある
低く吊された鐘は地を這ってどこまでも響き
高い位置の鐘は上へと伸びやかに響き山へ空へと消えていく
おぼろにかすむ月の夜に空へと消える鐘の音は
日本人の誇りを呼び戻す力があるように思う
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# by okounokahori | 2016-12-30 15:26 | 季節 | Comments(0)

糸魚川大規模火災

過去20年間で最悪の火災が起きた
30時間も飛び火の連鎖で160棟消失という被害がかくも広がった
木造家屋が建ち並ぶ街には何代にもわたり
営々と築かれた地域のつながりや穏やかな暮らしが息ずいていた
ふいに日常を絶たれた人々の悲痛は深い

何も持たず逃げて自分を証明する物がない
360年継承の老舗「加賀の井」酒造はこれから新酒出荷の頃だった
何をどうしていいのか、、茫然自失の態

寒さはこれからが本番
どうか暖かい寝床と暖かい食事に恵まれますようにと願う
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# by okounokahori | 2016-12-24 07:46 | その他 | Comments(0)

大雪(たいせつ)

大雪らしく気温が上がらず庭木の枝も震えている
札幌在住のメル友はいきなりの冬が到来した
秋はどこへ行ったのか、、と言う
確かに今年の冬はひといきにやってきた
身体も季の手順を踏まずたじろいでいる
しかし空は凛と冴え月が煌々と輝きを放つ
身震いしながら空を仰ぐと
不思議に心が鎮まる
もう1つの楽しみはゆず湯
到来物のゆずを浴槽に浮かべゆるりと身体を沈め
1日の来し方を思いその日の平穏に感謝する
この月の気象用語に「雪起こし」がある
冬の雷鳴のことで大雪が降る前に鳴る雷と
雪が降らなくても初冬に初めて鳴る雷を雪起こしと言う
日本海側では冬の風物詩で大雪のきざしと伝わる
雷が鳴る頃はブリやスズキの漁期でもあり「ブリ起こし」とも呼ばれる
日本の四季を詠む美しい言葉 大切に伝承してほしい
    
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# by okounokahori | 2016-12-07 16:31 | 季節 | Comments(0)