立冬も近い

霜降のあとは立冬
二十四節季は立ち止まらない
北の大地では鶴の飛来が近い
いにしえでは猪の日を炬燵を出す日と決まっていたと聞く
武家は最初の猪の日
庶民は二番目の猪の日に炬燵を出す
こんなところにも差があった
山茶花が咲き始め
散歩が楽しくなる
美味しい冬野菜も出回る
人々は季節の移ろいを慈しんできた
次第に季節の変化の受け止め方に違いが生じるように思う
凛と冴えた大気と透明度が拮抗して葉を落とした木々や
積もった落ち葉
輝きを増す星空
これらすべてが美しい
天の采配は素晴らしい
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# by okounokahori | 2017-11-03 04:27 | 季節 | Comments(0)  

災難に遭うお寺

法照寺は何時代に建立された記録はないが
近隣の在家に保存される古文書に1739年に
村人の寄進により当時のお金で905匁7分4厘で
お厨子が新調された記録が残る
古文書には「移転なき霊場」と記されかなり古き時代から
信仰の霊場として崇拝されたとされる
昭和43年ご本尊が盗難に遭うが翌年に
犯人が逮捕され無事にご本尊が戻るも
再び盗まれいまだに戻らない
篤志家が新たな仏像を寄進されるも
やはり歴史の風格は劣る
それでも地元人はお堂を美しく整えて
仏像の還りを待つ
深い静寂と共に仏様のかそけき声が聞こえたような、、、




  
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# by okounokahori | 2017-10-08 11:17 | 旅行 | Comments(0)  

侘しいお堂に、、、

滋賀県長浜市にいくつかの観音堂を訪ねるf0222378_10412816.jpg
琵琶湖周辺には隠れ里に時の流れを超越して
村人を見守る仏様が多くおいでになる
長い石段を上った先にひっそりと立つ大澤寺
今にも壊れそうな侘しいお堂
檀家がなく無住職で廃寺であり
村人がお守りをする
月に2回扉を開け掃除をして
扉の鍵を次へ回すf0222378_10421884.jpg
こうして当番制で何世代もお守りして来た
こんな質素なお堂に美しい十一面千手観音様が
流麗な衣をひるがえし にごりなきお顔で訪れる者を
お慈悲の姿で迎える

1280年行基が刻むも1583年賤ヶ岳の
戦いでお堂は焼失する 村人が仏様を背負って
かくまい難を逃れる
お堂のすぐ下に鐘堂があり
この鐘は応永19(1412)年の銘があり賤ヶ岳の合戦に
勝家の家臣が秀吉の陣が着陣したことを
味方に知らせるために乱打し熱をおび赤く染まった
と言われ町指定文化財に指定

鐘の音は清浄であり聞く者にきれいな心になって下さい
の意味があると言う
清澄なる山のお堂で聞く鐘の音は心の中の荷物が減る気がする
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# by okounokahori | 2017-10-08 09:49 | 旅行 | Comments(0)  

昔の栄華、、、今は

越前大野城  雲海に浮かぶ城はかつての竹田城をf0222378_12492251.jpg
彷彿させる
遺跡や主がない城はいずれも哀愁が漂い
かつての栄華を思い起こさせる
石垣は野面積み 歴史は移っても石垣は変わらず
その姿を留める 
雲海に浮かぶ雄姿を見るため早朝 1つ手前の丘へ登る
しかし雲海は現れてくれない 年に10回程度の頻度でしかない
早朝透明な空気が心地よいf0222378_12501897.jpg
あふれんばかりの光が満ちて来る
生い茂った草に隠れて可憐な花が光を吸っている
歴代城主やその家臣たちは土に還ってもなお
城を護っているのだろうか
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# by okounokahori | 2017-10-05 10:58 | 旅行 | Comments(0)  

行雲流水

曹洞宗大本山「永平寺」へ参拝するf0222378_1454698.jpg折しも年に1度の「戦没殉難者 並びに災害物故者追悼供養」
法要が行われんばかりで 参列させて頂く

墨染めの衣に茶色の袈裟
大勢がすり足で入り5人毎に1列となり
多くの列が生まれる
総勢7~80人もいようか
やがて朱の袈裟の老師がおいでになりf0222378_14552256.jpg読経が始まる
1つの声となり乱れがない

風は高く 地は白く 香が風に乗り 読経が韻律となり
法堂の天井を揺るがし響く
正座と瞑想で読経を聞くうちに心が鎮まる
終わるとお焼香をして退場
f0222378_14561890.jpg私たちもお焼香をする
欧米系の人も神妙に深いお辞儀でお焼香をする

なにもかも自然のままに 流れのままに
行雲流水 歴史の重さを担った寺は空気が凛と冴える

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# by okounokahori | 2017-10-04 14:40 | 旅行 | Comments(0)  

一筆啓上

  一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせf0222378_13341533.jpg
有名な日本一短い手紙資料館が福井市丸岡町にある
小高い山に建つ日本一古い城「丸岡城」の前に
この文が刻まれた石碑が立つ 
短いながらも家を重んじ 家族への愛がこもる

丸岡市ではこの地にこの手紙があることを
広く知ってもらおうと「短い手紙コンクール」を行い
活字やメールでは伝わらない本物の手紙文化復活を
目指している

例として「母」へ大賞作
  おべんとおべんと嬉しいな~と歌いながらf0222378_13351679.jpg
  僕の嫌いなもの詰めるのはやめてください

「おかん」へ
  おいっ おかん うたっとるときの声で
  おとんの電話に出てやれや

など なかなか面白い
もっと難しく思っていたがこれなら私も応募できるかな

時は重ねど手紙をもらうあの昂揚感はたまらない
もう半世紀も前に文通していた
お人が亡くなり 未亡人が私の手紙をいまだに保存なさっている
恥ずかしくて仕方ないが来月そのお方の七回忌に招かれている
半世紀ぶりにあのお方にお目にかかる
年を重ねていい顔になったよと言ってもらえるだろうか
老いを受け入れて初めて見えてくるものがある
それは自分の心 もっとしなやかになろうと思う



   
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# by okounokahori | 2017-10-04 13:26 | 旅行 | Comments(0)  

古刹は苔の中

      誰も知らない夢の跡をf0222378_11162152.jpg 
        静寂が教えてくれた
開祖1300年を経た古刹は
艶を放った深い緑の苔の中に威厳を放ち
訪れる者を迎える
岩も幹も灯篭も苔 苔 苔に包まれている
石川県小松市に名勝指定園と国重要文化財を
幾つも構える奇岩の寺 那谷寺(なたでら)である
巨大な奇岩に開いた幾つかの穴に石造が祀られる
奇岩は阿弥陀三尊像のような形状を持つ自然大岸壁を中心にf0222378_11195153.jpg深山幽谷の庭園で幾星霜を経た境内で悠久の歩んできた道を
思い返せば心が洗われる気がする
本堂は奇岩の中に鎮座
長い石段と幾つもの鳥居をくぐってお参りする
白山信仰開山1300年 33年に1度の
「秘仏本尊十一面観音」の特別御開帳である
ほほえみを浮かべ観音像は私を見つめる
芭蕉もこの地を愛し
    「石山の 石より白し 秋の風」f0222378_11505543.jpgの名句の碑が立つ
白山のように清らかに魂が生まれかえり出直すことを祈る
禊の聖地でもある
私は懺悔して生まれかえっただろうか

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# by okounokahori | 2017-09-29 10:39 | 旅行 | Comments(0)  

圧巻!運慶展  

f0222378_11011812.jpg国立博物館で運慶展が開催された
待ちに待った運慶展
逸る思いで赴く
会場へ1歩踏み入れると大日如来三尊像が黄金まばゆく目に飛び込んで来る
運慶が創作した最初の仏像とされている
美しい ただただ美しい
美しさの中にいさめとお慈悲をたたえ見る者の心に入り込む
しばし前で佇む ため息がもれる
平安から鎌倉へと移り変わる激動の時代に
写実的で力強い仏像を数多く生み出した仏師運慶
木から彫り上げるのではなく
木から仏像を生み出す
どの作品も弾力ある肉身 柔和な口元に優しさと厳しさをたたえたお顔
手が指先が麗しい ふっくらしたたなごころ 細い指の曲がり具合が
女性的で魅力に満ちている
それぞれの仏像に精神までを表現していると感じる
来月には他の寺社からもお出でになる仏像がある
もう1度拝見しよう





 



   

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# by okounokahori | 2017-09-27 10:50 | 美術 | Comments(1)  

JAL整備工場見学

初体験 f0222378_11115850.jpg
Japan airlines の羽田整備工場を見学する
広い! 天井高い!大きすぎて空調設備なし
冬は寒さとの戦い
燃料節約のため 風向きにより滑走路の使用を変える
日本に97か所ある空港で羽田はもっとも多忙
1日の発着回1200回
1日の乗降客21、9万人
電車で例えれば山手線なみに飛行機が飛んでくる
見ている間も次々に降り立つf0222378_11131976.jpg
整備中の機体の傍へ行くと
やはり実物はすごい、迫力がある
高度1万K以上 高くなると気圧が低くなり燃費が良いそうだ
次第に胴体は軽いプラスチック製に変わりつつある
タイヤは350回使用すると溝が浅くなる
タイヤを交換ではなく溝を新たに削って使う
整備士は限られた時間内での作業でその動作は機敏で隙がない
1機の航空機を動かすには実に多くの人たちのf0222378_11141522.jpg
手を経ている ただの客ではなくこれらの人たちの
努力に支えられていることに思いを馳せよう
さあ、次の旅で小松空港へ飛ぶ
期待に胸がふくらむ
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# by okounokahori | 2017-09-19 11:03 | 旅行 | Comments(0)  

好きなところ

表参道から徒歩10分足らずの地にf0222378_954942.jpg
広大な日本庭園を擁する癒しの空間が広がる
そう ここ根津美術館はもっとも和みをもらうところで
年に数回訪れる
入口までの長いアプローチの両側に竹を配し
一歩踏み入れると都会の喧騒を離れ
そこは静寂が支配する
催しは「ほとけを支える」企画展で
多種多様なほとけを支える花や動物たちの
視点から見る展覧会f0222378_9114339.jpg
催しの内容はもとより この庭園を愛しい
人との逢瀬の思いで足を運ぶ
起伏にとんだ石畳みを踏みしめ歩を進める時の満ちた思い
お茶室や和船が舫う池 数十基の石灯篭は
すべて形状がことなる
平安期から鎌倉期 長い歴史を傍観してきた石灯篭
いずれも美しい
展示鑑賞の途中で一服
カフェテラスで庭園を眺めつつ
時間をかけてランチを頂く、、、あ~あしあわせ~と感じる
この日は雨 雨にけむる風景は情緒に深みを増す
f0222378_9145448.jpgf0222378_916183.jpg

 
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# by okounokahori | 2017-09-19 09:00 | 美術 | Comments(0)  

月明かりの時間

緑を渡る透明な風
傍らの川面をゆるゆると照らすあかり
夜が更けると鳴きだす虫の音
これらが柔らかくすべてを包み
疲れた心身を癒す
年を重ねる毎に月日の流れが早いと感じるのは昔人も同じ
「光陰は矢よりも迅かなり身命は露よりも脆いし」
の言葉を痛感するこの頃
この年は月を何処でどなたと愛でようか
棚田がいいかな、いや海もいいかな、古刹の名園もいいなあ
京都金閣寺などの名所はこの日 無料開放を行う
あれこれと夢だけが歩いている
  

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# by okounokahori | 2017-09-12 10:07 | 季節 | Comments(0)  

この地の貴婦人

打ち捨てられたかのような空き地に1本の樹木が凛として屹立f0222378_10552394.jpg
名は知らないが 枝を広げず姿勢を正してすっくとした
その姿は気高く 敬意を込めて 貴婦人と呼んでいる
ビルの高さにして3階はありそうで
初秋の風に体を揺する様は清々しい
おぼろにかすむ月の明かりが枝枝を淡く染める夜は
貴婦人の美しさが増すであろう
何のてらいもなく無心に周囲の風景と対峙しているこの樹は
この地の貴婦人

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# by okounokahori | 2017-09-11 19:05 | 季節 | Comments(0)  

重陽の節句

いつしか重陽の節句が過ぎ
大気が冷えてきて露を結ぶ白露の頃となる
こうして季の折々に美しい大和言葉に触れると嬉しくなる
旧暦で9月9日は重陽の節句でもある
月と日の数字が重なるのを忌みとし
その日は邪気を祓い神を迎える習慣がある
重陽は菊の節句でもあり
早朝に菊の花や葉に宿った朝露をすすり
その露を衣服に染ませた
今でもその日は菊を浮かべた酒を飲む風習が残る
近く まろまろと昇る月を愛でる頃がやってくる
昔人は月光を全身に浴びて清らかになると信じていた
今年こそ棚田で月光浴を楽しみたいものだ
   

   
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# by okounokahori | 2017-09-05 16:53 | 季節 | Comments(0)  

 秋雲

透き通る空に漂う雲片f0222378_10173821.jpg
青と白の世界
見上げると活力が湧いてくる
時に悩み 哀しみ 生きる力を失くす
あるいは嬉しさで絶叫したい時 活力漲る日
これらすべてを抱擁し背中を押してくれる
空にはそんな力がある、、、と私は思う
今日 見上げた空に秋の気配を感じる

春雲は綿の如く 夏雲は岩の如くf0222378_1018192.jpg
秋雲は砂の如く 冬雲は鉛の如く
   と正岡子規が言った
そう、今日の雲は掬えば指の間からサラサラと逃げる
砂の雲 
秋の足音を聞いたような
涼やかさを感じた
季節は確実に巡る
もう少ししたら秋草を捜しに行こう
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# by okounokahori | 2017-09-04 10:05 | 季節 | Comments(0)  

喧騒の無人島

東京湾唯一の自然島f0222378_9403680.jpg
豊かな自然と歴史遺産が残る島「猿島」
無人島ゆえさぞ静謐に包まれた島、、、
と思いきや
若者が島を埋め尽くし、泳ぐ、バーベキュー、飲酒
と盛り上がりを見せ若さが弾ける
ここはかつて旧陸軍、海軍の要塞として
武器火薬庫、司令塔、作戦室など往時の原型を留める
美しいレンガ積みに緑の蔦が絡まりラピュタの雰囲気
この蔦が朱に染まると絵画の世界になるだろうf0222378_9412499.jpg
貴重な歴史遺産ゆえに長く入島制限され
豊富な自然や遺産が手つかずで残る
草の匂い 土の色 吹く風さえ違った色になる
都会では感じることの出来ない無人島の魅力を
十分に備えた大切にしたい所の1つである



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# by okounokahori | 2017-08-22 08:47 | 旅行 | Comments(0)  

ホタルの煌めき

ほんの一時期 命の光を懸命に灯すホタル
暗闇を舞うホタルの群れに日本人の美意識が刺激される
「蛍火」「ホタル狩り」「蛍舟」「落合蛍」「ホタル合戦」などの
言葉が今に残る
「日本書紀」「枕草子」や「源氏物語」に描写され
芭蕉もホタルを詠んでいる 
日本のホタルでもっとも知られているゲンジボタルとヘイケボタル
その名前の由来は源氏と平家の合戦からと称される
平家全盛のころ 反乱を起こし敗走した源頼政は
自ら命を絶った
その日になると彼の魂がホタルとなり激戦地だった京都宇治橋に
舞い戻り無数のホタルが飛びかう
合戦で勝利した源氏から姿が大きい方をゲンジホタル 小さい方を
ヘイケボタルと呼ばれるようになった
敗者に感情移入する日本人 哀感に心奪われるのだろう

数日雨がしとしと降り ぼやけた雲に梢の緑が重なる
時間の移ろいの中で姿を長く留めぬひとときの美しさの
魅力は限りない
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# by okounokahori | 2017-08-17 09:22 | 季節 | Comments(0)  

インパール作戦

NHKスペシャル「全記録、インパール作戦」番組を見る
イギリスに保管されていた実映像が初めて放映された
戦う相手国の戦力を軽視し、兵士への補給を絶ち、無謀極まりない
命令を下した司令官の傲慢に狂気を見る
泥水を飲み、赤痢やチフス、マラリアに罹り
餓死と病いでバタバタ倒れる兵士
倒れた兵士に群がる禿鷹にハエ、蛆虫、
インパールの雨はわずか2週間で死体を白骨と化す
累々と亡骸が折り重なり
73年経た今も遺骨が風雨にさらされている
故郷に思いを残し散った兵士達と共に
無謀な指令を下した司令官との合祀、、、やはり反対したい
私には近い身内に戦没者がいる

今夜は京都五山の送り火、、、その時間に掌を合わせよう
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# by okounokahori | 2017-08-16 10:46 | その他 | Comments(0)  

孤高にして神秘.....沖ノ島

世界遺産登録記念としてf0222378_9431998.jpg
「神宿る海の正倉院...沖の島」写真展が開催される
福岡県玄界灘の洋上に浮かぶ小さな孤島
島全体がご神体であり今なお女人禁制で
一般人の入島を厳しく制限されている
神官であろうと入島時には全裸で海中に身を沈め
禊を受ける
一木一草一石も持ち出し禁止 島で見たり聞いたことは
言わずもがな...の掟が守り続かれるf0222378_944745.jpg
この島から約8万ものご神宝が国宝指定され
「海の正倉院」とも称される
展示写真では無数にひしめく巨岩や むき出しの樹の根が
太い綱となり地表をうねり這う
日々一人の神官が神と向きあい祝詞をあげる
神官の祝詞は人間に聴かせるのではなく
声に出したものを空間が返し再び声に出す
これこそが神との対話である
深い聖域であるがゆえに「胎内残気」...産まれた瞬間
に吸った空気と同じく地球の残気に包まれる沖ノ島
これぞ孤高にして神秘

会場を後にして神秘の色濃い巨岩と樹木の重なりが
尊い残滓となりいつまでも胸に留まる
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# by okounokahori | 2017-08-07 09:26 | その他 | Comments(0)  

8歳の難民少女

「ネットで最も影響を与えた25人」の1人に 
シリア難民の8歳の少女が選ばれた 
   爆弾が今 雨のように降っています
   みんなハエのように死んでいきます
   ちゃんと息ができない
古都アレッポの惨状を世界に発信した難民少女
わずか8歳の子の目に映るこの地獄絵
世界は手をこまねいて傍観しているわけではないが
争いの収束は道遠い
この声に胸を針で刺される痛みを感じる

   
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# by okounokahori | 2017-08-06 07:59 | その他 | Comments(0)  

打ち水日和

7月20日都内140か所で「打ち水日和」の行事が行われたf0222378_8595446.jpg
上野国立博物館で開催されている「タイ 仏の国の輝き」
を鑑賞するべく趣き 公園広場でこの行事に遭遇する
揃いのハッピと昇り旗を掲げ通行人を呼び止め
打ち水に参加を呼び掛けている
外国人観光客が嬉々として興じている 
この水は水道水を使わない
公園噴水から桶へ汲み取り地表へ撒く
小池知事も都庁前でパフォーマンス
私もここで参加 一瞬周囲に涼やかな風を感じる
本来は来客を迎えるに 穢れを祓うために
風呂の残り水や雨水を使って行われた
こんな季の暮らしが柔らかな思いを呼び覚ます
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# by okounokahori | 2017-07-21 07:53 | 季節 | Comments(0)  

逝く

近い親戚の1人が旅立った
まだ60代の若さで力つき逝ってしまった
数年間ガンと闘い あらゆる治療を試み
効なく31Kgにやせ細り 子供より小さくなったお体で
それでもお顔は微笑を浮かべ その様が一層哀れを誘う
どうして人はすんなりと逝かせてもらえないのか
どうして人は年の順に召されないのか
この世は理不尽に満ちる
みんなは仕方ないと受け入れる
私も受け入れる
こうして世の中まわっている
何度経験してもお弔いは胸が痛む
逝く者の辛さ 残される者の哀しさ
時の経過が癒してくれるだろう
明けきらない早朝に目覚めると深い静寂が聞こえてくる

    
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# by okounokahori | 2017-07-11 08:59 | その他 | Comments(0)  

白糸の滝

全国にいくつか存在する「白糸の滝」f0222378_22525083.jpg
いずれも山からの流水を源としているが
軽井沢の「白糸の滝」は湧水で流れ落ちる
高さ3Mと落差は少ないが幅70Mのワイドを誇る
幅が緩やかに湾曲して崖を落ちる滝は絹糸のようにしなやかで
清冽な流れの川へと落ちる
その透明な水の上をわたる風は限りなく清澄で
ヒーリング効果大
この滝の音は山下達郎氏の曲「ナイヤガラムーン」のf0222378_22574833.jpg
挿入歌に使用される
幾重にも落ちる絹の糸
ここは別天地







  
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# by okounokahori | 2017-07-07 17:32 | 旅行 | Comments(0)  

石の教会  軽井沢

無教会 非建築 石の教会 内村鑑三記念堂f0222378_16253079.jpg
が軽井沢星野エリアに自然と融合しつつ
異形な造形で存在感を放つ

石とガラスだけで織り成す不思議な造形に
目を奪われる
自然を分断する壁を持たない、、、非建築
馬蹄形の板状の石と同じ形状 のガラスをアーチ形に
幾重にも立て並べ
傾きつつバランスを保つ
自然の中で自然と一体し
なにものにも縛られない自由な教会
これは内村鑑三の無教会思想による
かつて軽井沢の森を育んだ
千年前と同じ水が流れ 同じ光りが射し
同じ空気がたゆたう
初めて目にする不思議な教会を前に
しばらくは動けないでいた
f0222378_16302112.jpgf0222378_16312311.jpg




 
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# by okounokahori | 2017-07-07 11:03 | 旅行 | Comments(0)  

散歩は楽し

風の爽やかさは夏の暑さがあればこそ
田んぼの縁にも清らかな花が咲く
つつましやかな夏の平凡な風景の中にも
琴線に触れる季節の佇まいがある
散歩は楽し 
雲の陰により樹が畑が色を変える 
繁茂の季節に風が緑のにおいを運ぶ
ここにも自然の日常の営みがある
自然はそれなりに幸せに生息している
それを感じる私も幸せに生きている
散歩は楽し
  
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# by okounokahori | 2017-07-02 16:16 | 季節 | Comments(0)  

ベトナム雑感

あらら、線路を一旦停止なしでスルーf0222378_1139513.jpg
電車が1日に1本か2本の通過だから止まる必要ない
はあ~
交通事故や違反を犯した場合は警察官にワイロで済ます
罰則金よりワイロが安いから、、
警察官はお金もちが多い
はあ~
いずこの国も同じだが貧富格差が大きい
豪邸でも夜は戸を閉めず開放して床へ直に休む、冷たいから
泥棒や蚊はいない、、f0222378_1140419.jpg
はあ~
結婚式と葬式は大安に行う、大安の翌日に逝去すると
次の大安までご遺体を安置
はあ~
今なお土葬
お墓の形式も西洋式 東洋式が混ざり色彩が施され華やか
兵役制度あり
日本の資金を投入してできた6280Mのトンネル
入口にベトナムと日本の国旗を大きく刻まれる 友好の証し
f0222378_11443551.jpg
各地を巡ったが戦禍を引きずりながらも人々の日常は混とんとしつつも
たくましく生きている 物乞いは1人も出会わなかった
田んぼは水牛が耕す
豊かな緑と一面に咲き競う睡蓮の色彩のに魅入る
フランスの植民地の面影を濃く残す東洋のプチ.パリ
街の賑わいと底しれぬエネルギーが体を包む
言いようのない興奮が湧きここがベトナムだと実感する




  
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# by okounokahori | 2017-06-14 07:11 | 旅行 | Comments(0)  

世界遺産 カイディン帝廟

 フランス植民地時代からカイ.ディン帝の死後6年経ちf0222378_17191672.jpg
11年の歳月を費やして造られた廟
タージ.マハ-ル廟も秦の始皇帝廟もそうだ
ウズベキスタン王の廟も同じ
頂点に立っtz者の廟は権力の大きさに比して大きく
なければならない
フエの町で異彩を放つ世界遺産カイディン廟は随所に
フランスの影響を受け教会を思わせる西洋風建築で
廟内には壮麗なモザイクが施されている
各国から陶器やガラスを集め造られたモザイクの中にはf0222378_17223699.jpg
日本のビール瓶の破片も混じっている
宝玉ではないところが面白い 廟内に等身大の像が立ち
その下に遺体が安置されている
盗掘を予想して副葬品は初めから入れない

穏やかでゆるりとした空気が流れるベトナム最後の王朝都市フエ
静寂に拍車をかけるかのように苔むした建物の石が、いにしえへと誘う
小径には夏草が生え古びた家並みと暮す人々の
息遣いを感じ、あわただしい旅ではなくゆったり時間をかけて
歩きたい所である そうする事により皇帝たちの死生観やf0222378_1724124.jpg
宗教が反映されるかも知れない
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# by okounokahori | 2017-06-12 16:52 | 旅行 | Comments(0)  

世界遺産 ミーソン遺跡

ベトナム最後の王都グエン朝はフランスの植民地化f0222378_10414355.jpg
に翻弄されつつ13代続く
いにしえの女神が祀られる丘の上に立つ塔は
いずれも太陽の昇る東を向いている
赤レンガを積み上げ 祈る女性の姿が刻まれた外壁の
装飾は見事だ  アンコールワット遺跡を彷彿させる
水 山、緑豊かな自然の景観の中でかつて栄華を誇った
チャンパ王国の聖地は世界遺産に登録されているが
ベトナム戦争でアメリカ軍の爆撃で破壊され大きな
爆弾の穴が残りその悲惨さを伺い知れる
周囲の峰々に護られて建ち その権威を誇っていたであろう
祈りの神殿が草木に埋もれている
時に人は愚劣になる しかし甦ることのない遺跡の破壊の跡に
佇むと やるせなさがこみ上げる
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# by okounokahori | 2017-06-11 08:23 | 旅行 | Comments(0)  

気温38度

ベトナム、3番目の大都市ダナンの滑走路へすべらかに機は降り立つf0222378_7301491.jpg
3年前に直行便が就航し それに合わせて空港や道路が新設され
周囲は南国の花で埋まり、かぐわしい香りが漂う異国情緒が心地よい
いい気分はここまで
翌日から気温38度、乾期で雲1つなく風のそよぎもなく
汗みどろで歩いて巡る
ダナンから30Km離れた世界遺産旧市街を持つ
ホイアンへ連泊f0222378_7311271.jpg
ホテルは5つ星、建物の周囲は花園
珍しいフルーツが樹にぶら下がる
16世紀には朱印船で日本の貿易商人がこの地を
訪れ、最盛期には1000人以上の日本人が住み
日本人町が形成されるが江戸幕府がとった鎖国政策で衰退
日本橋や郊外の日本墓地がその歴史を伝える
その後移り住んだ華僑の人々が形成した街並みが残る
素朴なもの深いものに、このうえなく心をうごかされる素養
を持つ日本人には、やんわりとした安らぎを与えてくれる町である
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# by okounokahori | 2017-06-10 11:29 | 旅行 | Comments(0)  

若い力

運動会へ行くf0222378_11454936.jpg
駅を降り立つと東京タワーのそびえが目に入る
校門で許可証を受け首にかける
狭い運動場からは森ビル アパホテルのビル群が視界を遮る
小学生たちは可愛さと幼さと成熟の兆しを織り交ぜ
駆ける 跳ねる 踊る
若さが弾ける
得点する度に飛び跳ね歓声をあげ 手を振り回し全身で喜びを表現する
こんな眺めはこちらも活気をもらう
サンシャワーを浴び若木は伸びる 健やかに伸びる
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人生は思いがけないことの連続がきっとある
その1つずつのハードルを越えて
力強く 優しい心を失くさず生きて欲しい

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# by okounokahori | 2017-05-28 10:50 | その他 | Comments(0)  

春日部の貴婦人

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散歩道の途上に私がひそかに「春日部の貴婦人」と名付け
慈しみ眺める樹が立つ
打ち捨てられた荒れ地に寂しげに、凛として天を突くその姿に
誇り高き貴婦人のような気高さを感じる

奥日光の静かな湿原の中 1本のシラカンバが
ひっそりと佇む
見る人を魅了するその樹を敬意を込めて
「小田代ガ原の貴婦人」と呼ぶのは広く周知だが
この地のこの樹も借景を持たない分 素朴で親しみを
感じさせる力を放つ
私の散歩はこの樹に会いに行くのが目的でもある

風ふきすさぶ中で大きく幹ををかしげ
強烈な陽の下 緑したたり幹に陰をつくり暑さから護る
清らかな月光がこの樹に射しかける光はさぞ美しいだろう
風景の中で捕えた生命あるものみないとおしい
  
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# by okounokahori | 2017-05-25 16:00 | 季節 | Comments(0)