人気ブログランキング |
ブログトップ

お香のかほり

淡路人形浄瑠璃

国指定重要無形民俗文化財に指定されている
f0222378_16224629.jpg
江戸時代に端を発し、義太夫の語りと三味線の音に合わせて人形を操る
人の背丈よりはるかに小さな人形が三人の黒子が操ると
途端に命が吹きこまれ、しなやかに、たおやかに動く
まるで人間そのもの
およよよと泣く場面では観客の目がうるみ
感情移入する
浄瑠璃の結末は哀しみ
艶やかなカシラと鮮やかな衣装、そして義太夫の語り
に太棹三味線が合わさってこの伝統芸能を支える
f0222378_16225945.jpg




# by okounokahori | 2019-05-20 16:18 | 美術 | Comments(0)

ネモフィラ

青の世界がどこまでも広がる
地とも海とも空とも境目のないブルーの世界f0222378_17491898.jpg
まぼろしかと見まがう
大地に立っているのか、海を漂っているのか
大空を駆けているのか
そんな幽玄な錯覚におちいる
ここはひたち海浜公園
連休中は1日10万も17万人もの人たちが
この絶景を満喫した
北アメリカ原産の一年草で和名を「瑠璃唐草」と言う
爽やかな潮風が吹き抜け空と海の青さが溶け合い
青のハーモニーを奏でる
青の光芒



# by okounokahori | 2019-05-16 17:47 | 季節 | Comments(0)

小湊鉄道 いすみ鉄道

五月 爽風の中 ローカルな小湊鉄道 いすみ鉄道に初乗車
パスモやスイカは使えないf0222378_19063353.jpg

切符を買い ハサミを入れてもらって乗車
1両のローカル線 笛の音で発車
子供時代が甦る 懐かしい
住宅密集地を過ぎると 次第に風景が広がる
田んぼの小さな苗が風に揺すられる
しっかり育て 愛おしげな稲の子
竹林 なだらかな山並み
その中に山藤が彩りを添える つつじ またたびの木
「愚痴きき観音」、、、あなたの愚痴を聞きます
の石碑や「農作業お任せ下さい」の看板もある
淡い緑に陽が射すと輝く まばゆい
アッ 5月のお節句がこんな形で飾られる
何と!珍しい光景f0222378_19063916.jpg
ツンと伸びた筍
里山では山と畑が一体となって絶景をなしている
その絶景が訪れる者の身体を解きほぐす

  



# by okounokahori | 2019-05-10 17:43 | 旅行 | Comments(0)

穀雨

f0222378_19163101.jpg

季節は立ち止まらない もはや穀雨だ 
たくさんの穀物を潤す春の雨が降るころ
しとしとと連日降り続く小雨は 寒々として恨めしく
空を見上げるが、多くの穀物の生育には不可欠
別名もある「催花雨」さいかう
春の花を早く咲けと急き立てるように降る雨のこと
雨1つにここまで気持ちを込める感性は 素晴らしい
歩けば黄色のヤマブキが目に飛び込んでくる
和歌にも詠まれ、太田道灌の有名なヤマブキの話も残る
この太田道灌の物語の舞台は越生町で
現在三千本のヤマブキが植えられていると聞く
しなやかな枝が 風に揺れる姿はさぞ美しいだろう
もう直ぐつつじ、ボタン、フジに桐の花も咲く
心が浮き立つ

# by okounokahori | 2019-04-18 17:52 | 季節 | Comments(0)

竹生島

江州の湖中に浮かぶ神が棲む島として篤いf0222378_08434377.jpg
信仰を集める竹生島
風がそよとない日だけに出航する
日本三大弁財天の一つとして参拝の人達の姿が絶えず
堂内にご詠歌の声が響く
豊臣秀吉との縁も深く秀吉亡きあと大阪城は
埋められたが慶長七年秀吉の遺命により
秀頼が観音堂や唐門を移築させた
大阪城の貴重な遺跡がこの島に息ずく
月も日も波間に浮かぶ竹生島
    船に宝をつむ心地して
謡曲「竹生島」や多くの音曲に、この島の美しさ
f0222378_08435079.jpg
をたたえられ、今もなお神秘とロマンが秘められている
すみきった空気につきささる青の木々
深い静寂の中から歴史がきこえてくる









f0222378_08435585.jpg




# by okounokahori | 2019-04-16 20:59 | 旅行 | Comments(0)

さくら さくら 

今年はかつてないほどにお花見の機会があり
方々でさくらを愛でた
どこのさくらも妖艶で美しいf0222378_20083223.jpg

紅色のつぼみが恥じらいのしぐさであわい紅になり
早や舞い始めた
土手の桜並木から家のガラス越しに風に乗る花びらを
眺めるときの幸せ
西行がこよなく愛したさくら
西行もどしの松公園 西行法師の道 京都勝持寺境内には西行が
植えた西行桜 吉野山奥にある西行庵のさくら
西行と桜は深いきずなでつながり今に伝わる
さあ、これからは緑の多彩さに目を奪われるだろう
季節の巡りはありがたい


# by okounokahori | 2019-04-09 09:26 | 季節 | Comments(0)

陽光が強さを増すにつれ、秋から冬に潜んでいた植物の種から芽が萌える
葉を落とした樹木の枝から新芽が伸びる
植物たちが活気に満ちると、人はその活気を五官で感じ
植物の力をもらう
やがて伸びた枝に花を咲かせ、実をつけ子孫を残し
土に還る、この自然の循環と調和して人は生きる
花の香りが風に乗り春を伝える
人は時に立ち止まる、悩みに震える
しかし季節は立ち止まらない
その季節が背中を押してくれる
季節の巡りはありがたい
住まいの傍らの千本桜が誇らしげに咲き誇る
さあ、冬の間に立てた計画を実現しよう
季節の巡りは嬉しい



# by okounokahori | 2019-03-30 12:10 | 季節 | Comments(0)

今どきのホテル事情

行きつ戻りつの寒さ
この時期まだ観光客で混みあわないと思いホテルの予約を取るも
安易な考えだと知る
用があり京都のホテル予約が取れない
数時間を費やしやっと予約完了
当日ホテルに着くも、立地最高、昨10月オープンで小さいながら
清潔、安価、フロントで自動販売機を操作して支払い
レシートを見せ部屋のカードキーを受け取る
部屋のドアを開け唖然とする
ツインベッドで一杯の部屋
テレビ、バス、トイレ、洗面所がない
設置のタブレットを使いエアコン操作
他のフロアーで個室シャワー
トイレ、エレベーターなどカードキーをかざす
これには理由があり、民泊は規制が強化され次第に減り
変わってこのようなインバウンド向きのホテルが増える
  途中

# by okounokahori | 2019-03-09 08:37 | 旅行 | Comments(0)

郡上八幡城

f0222378_09440966.jpg

浅い春、数日間予定がなく、にわか仕立ての短い旅に出るJR私鉄 再びJR私鉄と乗り継いで郡上八幡駅に着く
小さな駅舎 お座布団を敷いた待合所でおばさん達が話している
急ぐふうでもなくくつろいでいる
こんな地方の何気ない日常が日頃の筋肉をゆるめてくれる
タクシーで郡上八幡城へと向かう
樹木の間を寒々しい色合いを見せる山並み
奥美濃、日本最古の木造再建城は野面積みの石垣を
礎として4層5階建て建築であり美しき山城であるf0222378_09593322.jpgその歴史は古く永禄2年(1559)山頂に闘いの為の

陣を置いたのが城の開始と言われている
天守閣からの眺望は人家の密集が山並みに抱かれ
心静かに生活を営んでいるように見える
ここは山内一豊の出世を支えた賢婦人千代の出生地
城の入口に一豊と千代の大きな像が立つ
限られた時間、心を残しつつ早々に城をあとにする

f0222378_10112069.jpg
f0222378_10155272.jpg

# by okounokahori | 2019-02-22 09:34 | 旅行 | Comments(0)

文楽

f0222378_09435430.jpg
今冬一番の厳寒到来吹く風は頬を射し劇場ののぼり旗が
大きく震えている
急ぎ足で国立劇場へと入る
開演前 黒子の動きは一分の無駄もない
見台を順に据え三味線を並べるや秒速で去る
会場の口上も黒子が述べる 「とうざ~い  とうざ~い」と
演目は「桂川連理柵」
分別ある太店の主人と隣家の娘との淡い恋を縦軸に
大店で威張る後妻と後妻の連れ子
そして隣家の丁稚の滑稽なやりとりが盛り込まれた世話物であるf0222378_09465198.jpg

一体の人形が三人の遣い手により命が吹き込まれ
かくも活き活きと生身の人間へと変身する

古き伝統芸能の継承
古参に若手が混ざる、こうして次世代へと繋ぐ

# by okounokahori | 2019-02-13 10:50 | 癒し | Comments(0)

節分

時の移ろいは早いf0222378_10010037.jpg
明日節分 季の分かれ目
行つ戻りつ春はじらしながら訪れる
家の窓から蠟梅が見える
淡い黄色の花びらを指でソッと触れるだけで
バリッと壊れそうなか弱い花
いとおしいほどにはかないながら
その存在感は確としている
節分 この日はいつもと違う格好で神社仏閣に
参拝すると魔に捕まらず無事に1年を過ごせる
と古来は考えられていた
このため江戸時代には節分の夜に仮装を行う風習があった
現在は祇園や浅草の花街では芸妓、舞妓達が
一風変わった扮装でお座敷に出るそうだ
一方 この日に恵方巻を食べる
縁を切らないからと1本丸ごとかぶりつく
七福神にあやかり七種の具が入る
明日の節分、明治神宮へ詣でよう
どんな格好で?

# by okounokahori | 2019-02-02 09:50 | 季節 | Comments(0)

万治の石仏

信州下諏訪 自然にかこまれたすがすがしい風景がf0222378_10511433.jpg
ひろがる中 静寂に包まれ石仏は鎮座する
懐かしさと 笑みと 見る角度により涙するようにも見える
不思議な温かみを感じさせる石仏である
その歴史は古く明暦3年諏訪藩主が大社下社に
遺石の大鳥居を奉納しようとした時のこと
命を受けた石工がこの大きな石を用いようとノミを入れた折f0222378_10524166.jpg
はからずもその石から血が流れ出た
驚き畏怖を感じた石工は造作を止め
この不思議な石に阿弥陀様を刻み霊を慰めながら
建立されたとされている
石仏の前に立札があり「よろず うまく治まりますように」と唱えながら
三巡りした後「よろずうまく治まりました」と述べよ
とある
正面は清らかな流れ あたりは諏訪大社の清々しい緑の森
その傍らに忘れられ
たかのように大きな存在で歴史を刻む
ひっそりと静寂に包まれ なぜか懐かしさと微笑と共に
寂しげである

   石仏の いわれを秘めて 秋の月    作家新田次郎氏
# by okounokahori | 2019-01-20 10:46 | 旅行 | Comments(0)

網走刑務署博物館

高倉建さん主演映画で名を馳せた番外地f0222378_1622547.jpg
ここは番地がない
放射状に立ち並ぶ獄舎
周囲の塀は厚み4M、高さ41M、地下4Mのレンガ造り
部屋は畳2枚ほどの面積 トイレ用のバケツ 枕は丸太棒
はあ~とため息が出る
夏場5日に1度 冬場7日に1度の入浴 15分間と定まるf0222378_167311.jpg
刑務官にたてつくと手錠が枷せられる
2度3度とたてつくと手錠は後ろに枷せられる
犬になって食事を取る
こんな獄舎を4度も脱獄した囚人が居た しかも全裸で逃走
今や伝説の人 「吉村昭箸 破獄」は有名だ
網走では警察署 郵便局 市庁舎 駅舎など 
看板が大きな立て板に墨書きされている
横看板はない
真っ直ぐに生きるんだよ 
横へ曲がるなよ、、、の願いを込めて
# by okounokahori | 2018-12-29 19:13 | 旅行 | Comments(0)

あざらし

アザラシシーパラダイスf0222378_17545496.jpg
この施設は紋別空港路線維持のために造られた
以前は他の空港からの発着があったものの
次第に減り今では羽田~紋別間1日1往復となり
紋別空港活性化のために空港が補助金を出し
観光客を迎える
小さな施設だが充分に楽しめる
流氷に乗って岸へ着き、再び流氷に戻れなくなった2頭を
保護したのが始まりで今では20頭を越すf0222378_17522643.jpg
ひよりちゃん、あぐちゃん、それぞれ名前で呼ばれると
両手をパタパタしてお返事
1日7回、餌をもらい首を動かし喜ぶ
こんな素直な動作はいつしか人間が忘れてしまったかも
背中に触れるとゴムの感触でざらざらしてる
顔が愛くるしい 見る者を微笑ませる
生きるものすべて愛おしい 元気に生きてよ!と願う
# by okounokahori | 2018-12-29 17:38 | 旅行 | Comments(0)

オホーツクの海

茫洋と果てしなく広がるオホーツクの海は凪ぎf0222378_180644.jpg
弱い冬の陽を受け深沈たる静寂が漂う
北浜駅から濤沸湖へと向かう絶景地を走りながらの
海は地球が確かに丸いと感じさせる
澄みきった空気に突き刺さる野鳥の一声
今 確かに北の大地を踏んでいると実感する
間もなく流氷が豊富なプランクトンを運んでくれる
地図を広げ改めて位置を確認すると
国後島は手が届きそうに近い
歯舞群島もすぐ側に位置する
だ捕されたまま帰らぬ人を待つ人が亡くなり
歴史は哀しみと共に過ぎ去る
  ながらへて あれば 涙のいずるまで、、、、茂吉
# by okounokahori | 2018-12-29 10:16 | 旅行 | Comments(0)

女の執念

受講中の講座、古典芸能が面白い
「鉄輪(かなわ)」や 「葵の上」は
男の心変わりに嫉妬心を燃やし
激情が募り、ついに生霊となり心移りした男と後添えに
呪いをかける
面(おもて)も美しい女の顔から鬼の面へと替わり、朗朗と切なげに訴える台詞に哀れがにじむ
後方の鼓 笛 太鼓 囃子が四拍子となり舞台を盛り上げる
次第に観客の魂までもがお能の世界へと誘われる
呼吸も忘れそう
今後も「安達が原」 「通小町」 「隅田川」へと講義は続く
600年も継承された芸能は奥が深い

昨夜昇った満月は煌々と冴え、寒さに震えつつ眺める
「この世をば我が世とぞ思う望月の欠けたることもなしと思えば」
と藤原道長が詠んでから、ちょうど1千年後の満月でした
世は移れど月も芸能も美しいものは美しいままを保つ
# by okounokahori | 2018-11-24 09:55 | 美術 | Comments(0)

道成寺

漆黒の空に雲の隙間から赤い帯が細くf0222378_9385130.jpg
次第に太く全体へと広がりしらじらと夜が明ける
こうして早朝に旅立つ
聴講生になっている大学の古典芸能が面白く
お能の[安珍清姫]に誘われるように道成寺へ向かっている
新大阪から紀州鉄道に乗り換え御坊駅に着いたのは
お昼もまわった頃
御坊駅からは日本一短いローカル鉄道きのくに線f0222378_9394770.jpg
本数が限られる 歩こう
山が迫り畑の間の道を爽やかな大気を感じ歩く
やがて長い石段の先に仁王門が迎えてくれる
その奥に本堂、書院いずれも重文指定 右手に三重の塔 左方に宝物館
この宝物館がすごい、国宝の仏像が勢揃い
慈しみで満ち満ちた館内
本堂の木造千手観音立像は北向きに安置されている秘仏千手観音像の
解体修理時に甚大な破損状態で見つかり修復したものと言う
国宝 重文指定の建造物 仏像が多く日がな見ていたい
しかし秋の陽はつるべ落とし
思いを残し足を返す
大宝元年(701)文武天皇の勅願にて創建
1300年の歴史を重ねた古刹は堂々たる構えで威張らず
優しい面持ちで時を刻む
# by okounokahori | 2018-11-16 15:00 | 旅行 | Comments(0)

時代祭

京に広がる時代絵巻f0222378_93147.jpg
沿道は国際色豊かな見物人で溢れる
笛 太鼓を奏でる山国隊を先頭に約2000名、2キロの
行列が京都御所、建礼門前から平安神宮までを巡行する
明治維新から順次古い時代に遡り、京都の歴史、日本の歴史
の縮図絵巻である
和宮 吉野大夫 出雲の阿国はあでやかで美しい
すべて形あるものは幻となり消えるf0222378_1643763.jpg
時の権力者も栄華を誇りやがて露となる
そしてその上を悠久の風が流れる
束の間現実を離れる




f0222378_16443698.jpg
  
# by okounokahori | 2018-10-25 08:57 | 季節 | Comments(0)

十三夜

古来から満月の十五夜と十三夜の両方を愛でることでf0222378_1065356.jpg
お月見とされていた
まん丸い十五夜の月は美しい!に尽きるが
少し欠けた十三夜の月も趣きがあり美しい
いにしえ人は十三夜を好み
そこに「わび」「さび」を感じた
どちらか一方だけ見るのは片見月と言い良しとしなかった
時は重ねども月は美しい
# by okounokahori | 2018-10-20 09:26 | 季節 | Comments(0)

新宿御苑

「10月さくら」が咲いているとお誘いを受け赴くf0222378_1622181.jpg
新宿区と渋谷区に跨る広大な歴史深き公園である
樹木のその数1万本を超え
桜だけでも65種1300本を有し
回遊式庭園が拡がりを見せ都心にあって喧騒から離れた
人々の憩いの場である
例年総理大臣主催の「桜を見る会」がこの地で開催される
10月さくら 小さい 小さくて枝にしがみつく
大半の葉を落とした枝にしがみつく姿は健気f0222378_16315399.jpg
小さくても立派な桜 薄桃で可憐 小さいだけに愛おしい
傍に大銀杏が堂々の構えでそびえる
が葉が何とも小さい 親指の先ほどの大きさ
落ちた葉を3枚手帳に挟む
松の大木の下で変わった松ぼっくりを1つ拾う
13㎝ほどもありズシリと重い外はヤニでベタつく
これも初めて見る 珍種かな
日常を変えると好奇心に刺激が加わるf0222378_16324212.jpg
さくらや紅葉のような自然の移ろいは何年繰り返して見ても飽きない




 
# by okounokahori | 2018-10-07 16:07 | 癒し | Comments(0)

大阪城

f0222378_8552436.jpg太閤さんによる築城
大阪夏の陣での落城
徳川による大阪城再築など
戦国時代に歴史を大きく動かした大阪城
敷地が甲子園の27倍の広さを持つ
先ごろの台風で倒木が多く、国の重文指定の金蔵に大樹が倒れ
その屋根を破壊し無残な姿を見せる
いつも城や城址へ訪れると石垣に目を凝らす
幾重にも積み上げ幾何学模様の美しさを見せf0222378_8562092.jpg
特に角の反りに魅せられる
城のシンボル天守閣は昭和6年、260年ぶりに
再建され費用の全額を大阪市民の寄付で賄われ
3年の歳月を経て大改築が平成9年終了し
黄金に輝くかざりが陽を照り返し目にまばゆく同時に威厳を放つ
大阪城の魅力の1つに高さ30Mの巨石を用いた石垣がある
巨大な石は秀吉の権威の象徴でもある
石垣の前に佇むと渡る風はさまざまな歴史を見てきたと感じる
f0222378_11353089.jpgf0222378_1136775.jpg







野の花が巨石に生きずく 愛おしい
f0222378_11374210.jpgf0222378_11383090.jpg
# by okounokahori | 2018-09-30 08:10 | 旅行 | Comments(0)

太陽の塔

地上300M 日本一の超高層ビル あべのハルカスf0222378_1472667.jpg
  こころ 晴るかす
  みらい 晴るかす
地下5F  地上60F
この16Fが美術館 
万国博覧会から半世紀ぶりに内部公開が実現し
再び脚光を浴びた「太陽の塔」
岡本太郎に心酔する人たちにより
実物の十分の一のレプリカが復元され展示されているf0222378_1482234.jpg
万博のテーマ 黄金のマスクがゆっくり表情を変える
オブジェは原色の氾濫
これでもか これでもかと鮮明な色が追いかけてくる
「凡人の理解を超えた変わり者」と言うイメージをもつが
画家 彫刻家 建築家 思想家の顔も持ちスケールの
大きな芸術家であった
「老いるとは衰えることではない 年と共にますます
ひらき ひらききったところでドウと倒れるのが死なんだ」f0222378_14105253.jpg
常にそう言っていた太郎はその通りに生きそして倒れた
遺作の絵はエネルギーに満ちあふれ署名はなく未完

嵐が荒れ狂った後にはいつも何事もなかったような
空が広がるに似て 最初は虚を突かれるが目が慣れると
次第に平常心で鑑賞できる


f0222378_14181573.jpgf0222378_14193681.jpg
 
# by okounokahori | 2018-09-27 11:23 | 美術 | Comments(0)

曼珠沙華

長い土手一面を朱に染め上げる曼珠沙華f0222378_9244068.jpg
その数350万株植え付け面積24000㎡ 圧巻の光景が行けども行けども尽きず
赤く赤く限りなく赤く咲く
この地は幸手権現堂公園
初春の水仙から始まり 桜と菜の花 紫陽花 曼珠沙華
と権現堂堤は四季の移り変わりを堪能させてくれる癒しの空間
であり地域のボランティアの力が支えている
今夜は朱の夢を見るかと思うばかりに
身も心も染まる
絹糸のような雌しべが花弁と同じ数で長く突き出
その先はコテを当てたかのように内側へカールする
どれとて同じ 自然の妙を見る
f0222378_930960.jpgf0222378_9302522.jpg
# by okounokahori | 2018-09-24 17:08 | 季節 | Comments(1)

望めば美し 待つも楽し   秋月

間もなく中秋の名月f0222378_10184055.jpg
日本の神話に「月読命」つきよのみこと
と言う 月を数える神様がいる
農業で大切な暦と関係があり農業の神様ともされてきた
月読命は伊勢神宮や京都の月読神社 山形の月山などに
祀られ日本人は古くから月を崇めてきた
いにしえ人は池に浮かぶ月を興じ
庭園の白砂を盛り上げた上に月を見て杯を酌み交わし
水を張った田に映る月を愛でたf0222378_10193250.jpg
西に沈んだ月はまた東に昇る
日本人の「死と再生」の思想から月にさまざまな思いや
信仰を重ねてきた
冴え渡った夜空に煌々と輝く月をしみじみ眺め
来し方行く末に思いを巡らす
時にこんな夜があってもいい


f0222378_10482678.jpg


 
# by okounokahori | 2018-09-22 15:33 | 季節 | Comments(0)

池袋大仏

宙に浮かぶ釈迦如来大仏f0222378_1174446.jpg
何とも不思議、雲流の下に蓮台が無く確かに浮かんでいる
しかもビルの中
1階エントランスに5メーター、1トンもの巨大な総檜造りの
仏様が柔和なお顔で鎮座の姿で浮かんでいる
誕生したばかりの新仏は清々しい、まだうぶ声を上げたばかり
像を空中に浮かべたのは、仏はエネルギーの塊であり
光の球のような存在との考えから
仏は重さもなく実体もない象徴として宙に浮かぶ姿を
実現しました、、、とご住職の説明が読める
ビルの3階から6階までは壁に埋め込み型の
新たな墓地の形をとる
浮かんでいても像の視線は参拝者に注がれる
# by okounokahori | 2018-09-19 16:32 | 美術 | Comments(0)

藤田嗣治 展

明治半ばの日本に生まれ激動の時代に数奇なf0222378_1544306.jpg
人生を送った画家藤田嗣治の
没後50年大回顧展は多くの人たちに静かな感銘を
与えている
静物やうら寂しいパリの街かどを描くも次第に
浮世絵の技法を取り入れ磁器のような質感を持つ
乳白色の肌と墨を用いた細い線で描く裸婦は
官能的な美しさが輝く
パリ画壇の寵児となるも世界金融大恐慌や戦争時に軍から
作戦記録画を描くよう命じられ、それゆえ戦後は国策協力を紛糾されf0222378_15461520.jpg
再びフランスへ渡り以後帰国はなく今もフランス片田舎の
小さな礼拝堂に眠る
戦争画は圧倒する迫力に満ちる
アッツ島玉砕はすさまじい数の死体が累々と重なり
まさに生き絶えんとする兵たちの阿鼻叫喚が画面を覆う
国内外の美術館所蔵の貴重な120点が一堂に展示され
鑑賞にゆるりと歩を進め1日を費やす
f0222378_15501391.jpgf0222378_15515532.jpg
# by okounokahori | 2018-09-17 15:22 | 美術 | Comments(0)

声明

日本橋タワー内「ここ滋賀」でお茶お菓子付きの講演を聴く
三大天台宗の一寺「西教寺」ご住職の「明智光秀と西教寺のかかわり」
の講演、延暦寺ふもとの坂本にあり、かつて信長から光秀が
拝領した土地にこの寺院はある
終わりに僧が短い声明を謡って下さった
何と心地よく浸み込む韻律なのだろう
たった1文字を高低強弱をつけて息の止まるまで
長く伸ばす
穏やかで、伸びやかで、静かに響く
声に出して声明をとなえる人が一番精神が洗われる、、と何かで読んだ
が聴くだけでも精神は洗われると思う
いい時を過ごす
# by okounokahori | 2018-09-10 09:56 | 癒し | Comments(0)

白露

まといつく暑さに悲鳴を上げたこの夏
日中は今だ日差しがまばゆいながら空には砂のような秋雲が
ゆったり流れる
庭では彼岸花が首をもたげている
長く目を楽しませてくれた百日紅も盛りを過ぎ寂しげ
我が家の鈴虫はかしましいばかりに美声を張り上げていたが
産卵を終えその命を全うした
大気が冷え露を結ぶ白露が近い
秋の果実 野菜が店頭に揃う
人の心は時に立ち止まるが
季節は立ち止まらない 確実に巡る
小さな秋を見つけに散歩に出よう
# by okounokahori | 2018-09-08 10:31 | 季節 | Comments(0)

三内丸山遺跡

1万年以上続いた縄文時代f0222378_14133520.jpg
争いがなく海や山の恵みで穏やかに生きた
平均年齢30歳
産まれてすぐに亡くなる子供が多く
子供のお骨は土器に入れ子供ばかりを同じ場所に埋葬され
これまでに800基以上も見つかる
大人のお墓は道路を挟んで向かい合うように
並べて土葬された
穴を掘り太い柱を立て掘立柱建物を建てf0222378_14145444.jpg
幾棟もまとめて建て共存して暮す 500棟もあり
4~5人が暮らし総人口は多い
この広大な大地に立ち縄文の風に吹かれているうちに
かつて穏やかであったろう当時の人々の営みが見え隠れする
北の大地に花開いた縄文文化 北のまほろば
人々が集い自然と共に暮らし豊穣を願う
ニレトコの実を発酵させお酒らしき飲料もあった
ゆっくりと、のびやかに名前もなく懸命に生きたf0222378_14431678.jpg
その命は美しい
巨大な立杭は祭祀用なのか
1メートル大の栗の木15メートル長を6本立て
遺跡のシンボルタワーとして屹立する
この同じ時期エジプトではピラミッドが建設される

体験工房で勾玉を作る
「レストラン五千年の星」で縄文食材を使った「縄文美人そば」を頂くf0222378_14492095.jpg
細麺でとろろ芋と温泉卵が乗り美味であった
# by okounokahori | 2018-09-01 11:13 | 旅行 | Comments(0)

棟方志功記念館

     「あおもりは かなしかりけり かそけくも 田沼に 渡る 沢潟の風」
故郷を離れて思い起こす風景の何と愛おしいことか
初夏の心地よい風が吹き過ぎる沢潟の情景が棟方氏の美の世界を教えてくれた

校倉造りを模した建物は池泉回遊式日本庭園と調和しf0222378_17385957.jpg
落ち着いた佇まいを見せる
ハマユウが赤い実をつけ、萩がこぼれんばかりに小さな
花を咲かせている
心静かなのはここまで
記念館に歩を進めると棟方氏の激しい情熱に心揺すられる
棟方氏が制作中の映像を見て衝撃を受ける
まるで狂気のよう
病で片目が見えず板の面に覆いかぶさりf0222378_1851684.jpg
彫刻刀を持つ手が走る 滑る 踊る うねる
早い 早い 板の神が乗り移り 神が彫らせているかのよう
更に青森の古い民謡を呟きながら板を回転させて彫る
彫るのか触れているのかなでているのか手の動きが早くて
目を凝らす
棟方氏はニコニコしながら彫る
      「身体ごと版画にならなければ 本当の版画が生まれて来ない
   わたくしを化け物にされて欲しいという心持ちで版画を生まして行くのです」
う~ん この言葉言い得て妙f0222378_1864272.jpg
どの作品も母性がにじみ出て胸にやんわりと浸み込む
仏の絵が多いのは東北風(やませ)が吹くと
この地域は冷害に見舞われ凶作が続いて人々に
苦痛をもたらす
棟方氏は故郷青森の人々の宿命を仏の力を借りて描く
息をひそめて作品に目をやるとふと阿弥陀様の声を聞く気がした

f0222378_1064642.jpgf0222378_10132875.jpg







         
          アイシテモ、あいしきれない
          オドロイテモ、おどろききれない
          ヨロコンデモ、よろこびきれない
          カナシンデモ、かなしみきれない
          それが版画です     棟方 志功



  
   
# by okounokahori | 2018-08-30 11:43 | 美術 | Comments(0)

旅行好き特に秘境にどっぷり